2026/05/26 12:39
ナチュラルワイン好きにこそ知ってほしい、日本シードルの魅力
最近、ナチュラルワインや自然派ワイン好きの間で注目されている「シードル(Cider)」。
一方で、
「スーパーの缶チューハイみたいなもの?」
「甘いリンゴ酒?」
というイメージを持つ方も少なくありません。
しかし実際のシードルは、ワインに近い“発酵酒”であり、近年では日本各地で本格的な自然派シードルが造られています。
今回は、シードルとは何か、日本シードルの特徴、そしてスーパーでよく見かける「サワー」や一般的なリンゴ酒との違いについてもご紹介します。
シードルとは?
シードルとは、リンゴを発酵させて造るお酒のこと。
ブドウから造るワインに対して、リンゴから造る発泡酒がシードルです。フランスでは「Cidre(シードル)」、英語圏では「Cider(サイダー)」と呼ばれています。
日本ではまだワインほど一般的ではありませんが、ヨーロッパでは古くから親しまれている伝統的なお酒です。
シードルと「サワー」の違いは?
スーパーやコンビニでよく見るサワー(缶チューハイ系)は、焼酎やスピリッツに炭酸水・香料・甘味料などを加えて造られることが多く、果物そのものを発酵させているわけではありません。
一方シードルは、「リンゴ果汁そのものを発酵」させて造ります。
そのため、シードルには発酵由来の香りや酸味、酵母感、果実味などが現れ、近年のナチュラルシードルでは、ワイン好きが好むような複雑さや余韻を持つものも増えています。
簡単に言えば、
・サワー → カクテル系
・シードル → ワイン系
というイメージに近いかもしれません。
「アップルワイン」とは違うの?
「アップルワイン」という言葉には明確な定義がない場合も多く、リンゴを発酵したものだけでなく、アルコール添加したものや甘味を強くしたものなども含まれることがあります。
一方シードルは、基本的には「リンゴを自然発酵させた発泡性のお酒」として認識されています。
特にナチュラルワイン系のシードルは、無濾過・野生酵母・無清澄・低介入など、“自然派ワイン”に近い造りをしているものが多いです。
なぜ今、ナチュラルワイン好きがシードルに注目しているのか
最近の自然派シードルには、
・野生酵母発酵
・無濾過
・無清澄
・亜硫酸無添加
・自然栽培リンゴ使用
など、ナチュラルワインと共通する造りが非常に増えています。
また、アルコール度数が比較的低めで、軽やかで食事に合わせやすい点も人気の理由です。
日本シードルの特徴
現在、日本各地で個性豊かなシードルが造られています。
代表的な産地は、長野県・青森県・山形県・岩手県・北海道など。
日本シードルの特徴は、「繊細さ」と「食中酒としてのバランス」にあります。
海外のクラシックなシードルと比べると、酸が綺麗で果実感が上品、軽やかで和食とも合わせやすいものが多いです。
最近では、洋ナシや山葡萄、ハーブなどを取り入れた個性的なナチュラルシードルも登場しています。
シードルは甘い?辛口?
「シードル=甘い」というイメージを持たれることも多いですが、最近のナチュラルシードルは辛口タイプも非常に増えています。
むしろ、ナチュラルワイン好きの方ほど飲みやすいと感じるケースも多く、“食中酒として楽しめるシードル” が人気になっています。
シードルはどんな料理に合う?
シードルは食事との相性も非常に良いお酒です。
特に、
・フライ料理
・チーズ
・ソーセージ
・ピザ
・焼き鳥
・和食
などと相性が良く、自然な酸味と泡感が油分を心地よく流してくれます。
ナチュラルワイン好きなら、一度は飲んでほしい日本シードル
シードルもまた、ナチュラルワインと同じく「造り手の哲学」が表現されるお酒です。
リンゴというシンプルな果実だからこそ、土地・気候・品種・発酵・酵母などの違いがダイレクトに現れます。
「ナチュラルワインは好きだけど、シードルはまだ飲んだことがない」
そんな方にこそ、ぜひ一度試していただきたいジャンルです。
ナチュラルワイン蔵(RAWWINE)について
当店では、日本ワイン・オーストラリアワインを中心に、ナチュラルワインや自然派シードルも取り扱っております。
長野・山形・茨城など、日本各地の個性豊かな生産者によるシードルも今後さらにご紹介予定です。
ナチュラルワイン好きの方はもちろん、「自然派のお酒をもっと気軽に楽しみたい」という方にもおすすめです。
